第1 起案のための道具の必要性
from 第1編第2章 起案のための道具箱
前:第1編第1章第4 「うれしいきあん」の役割
次:第2 論証と論証図
起案においては,一定の結論に向けた論証が要求されます。
一定の結論に向けた論証は,結論にいたる長い道筋を歩むがごとしです。
結論に向けて進むとき,道具を使わず,素手・素足で歩いていては,迷うことも多くなるし,時間がかかるし,途中で力尽きてしまうことも多いかと思います。一方,地図やコンパスがあれば迷いませんし,自転車があれば時間短縮が可能ですし,折りたたみの椅子やテントがあれば疲れたときの休憩もできます。道具を使うことによって,結論にいたる長い道筋を最後まで歩ききることができる可能性が高まります。
そこで,以下,起案のための道具として,①論証,②合体論証と合流論証,③論証図,④論証図から起案構成を作る方法,という4つのものをご紹介します。気に入ったものだけでも取り入れてもらえば,それだけ起案が楽になるのではないかと思います。
起案の構成を作るには,基本となる考え方があります。一般的な構成作りの基本。
前:第1編第1章第4 「うれしいきあん」の役割
次:第2 論証と論証図
#第1編_二回試験対策総論